歌姫
体育祭
ただいま10:30過ぎ
今は体育祭の準備中。(朝から)
なんだけど俺は昼寝中。(朝から)
もちろん屋上の高台で。
眠いんだもん。
おやすみ。
って、あれ…?眠れない。
眠いんだけど
眠れない。
あー、もしかして歌がないから…?
これって、重傷だな。
歌、ききてーな。
って、違う違う。
昨日寝るの早かったからだ!
そうそう。寝過ぎたからだ。
カチャッ ギー
…え?
そーっと下を覗くと
「りおん…」
っ!!!!!!!!
慌てて口をふさぐ。
ばれてない…かな?
もう一度下を覗く。
ばっちり目が合いました。
「え…?」
りおんが口をぽかーんとあけている
(お前もだ。)
「なにしてんの‥?」
「あ、え、えっと…あの……」
あ、下向いちゃった。
もしかしてびびってる???
高台から階段を降り
りおんの顔をのぞき込む。
「怖がってる??」
……………………。
まさかの無視?
「…せ…先生に、高台の倉庫から…
に、荷物とってくるように、言われて…」
あーなるほど!
りおんはそういうと高台の鍵を開け
いろんなものがいっぱいはいった
おおきな段ボールを運ぼうとしていた
(説明雑。笑)
「って、ちょいちょいちょい」
「は、はい‥?
あ、か、鍵、し‥閉めてなかったで‥すね」
そこじゃねーよ!!!!!
てかびびんないでーーー
「そんな、重いもん俺が持ってく」
誰だよりおんに頼んだ奴。
こんな荷物りおんに持たせんな。