白雪姫の唇




「…葵………。」


私の眠りが深くなって夢と現実がわからなくなったころ




「バカだろ…」

そうやってため息をつくナツに


「ナツ……」
私は無意識に手招きをする



目を見開いたナツが言った

「…………襲われたいんだな?」





…うん、そうだよ




ナツは私の唇をそっと塞いだ

毒りんごが魔法のりんごに変わるのは、きっともうすぐ






end






< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop