王子様はオオカミ君!?
ガラガラッ…

『授業始めるぞー。』

あたしは授業ノートを出して、勉強する気満々!






じゃなくて、そのノートを破って手紙を書いた。

【さっきはありがと!すっごく助かったよ☆】

よし!これでいっか!
あたしは隣の席の人の机に折り畳んだ手紙を投げた。

『ん?』

隣の席の人は少し不思議そうに手紙を読んで、何か書いた。

パサッ…

あたしの机に手紙が届いた。

カサカサ…

【俺が守ってあげるよ。】





え?
えぇっ!?
隣を見ると、その人はニコニコ笑っていた。
そして…






パサッ…

あれ?もう1通?

カサカサ…

【俺の名前は大神 亜紀(オオガミ アキ)よろしくね。】

隣の席の人…大神君は相変わらずニコニコしてる。
とりあえず、あたしもニコニコしておいた。
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