王子様はオオカミ君!?
「お腹いっぱーい♪いいねぇ屋上って!誰も居ないから静かだし、風が涼しいしサイコー!」
あたしは伸びをした。
ホント屋上っていい!
ここが部屋でも全然オッケー♪
「大神君のお陰で男子に捕まったりしなかったしね♪」
『亜紀。』
「ん?」
何だろいきなり?
『亜紀って呼んで?そんで俺も林檎って呼びたい。』
ジーッと見つめてくる大神君。
か、可愛い…
ヤバいよドキドキしてきた!
「い、いいよ…」
『じゃあ呼んで?林檎?』
どんどん顔が近づいてきた。
あたしきっと真っ赤だ。
「あ…き…?」
『よく言えました…』
チュッ…
ん?
ん!?
ちょっと待って!?