王子様はオオカミ君!?
え…?
この学校で逆らうヤツはいない?
「ど、どういう事…?」
少しの沈黙…
亜紀が小さく笑った。
『だって俺強いもん。喧嘩は1度も負けた事無いし、勉強だってこの学校で1位だし♪だーれも俺には逆らわないんだっ♪』
「嘘…?」
こんな可愛い顔してるのに…
亜紀って…
この学校のボスなの!?
「嘘だっ!こんなに華奢だし、可愛い顔なのに誰も逆らわない何て嘘!」
あたしがこんな嘘を信じる訳が無いでしょ!
絶対にあたしへの脅しか何かなんだ!
『嘘じゃないよ?まぁ直ぐに分かると思うから…』
そう言うと亜紀は、あたしの太股を撫でた。
「やっ…ちょっと!?」
そうだったよ!
あたしまだまだピンチだったんだ!
力じゃ勝てないし…
武勇伝を語ろうにも、あたしに亜紀みたいな武勇伝なんて無いし…
あたし…
付き合ってもいない人とHしちゃうの?
初Hなのに?
そんなの嫌だよ…