恋時雨
「麗奈?」

呼び捨て!?まぁいいけど。

「え?あ、はいっ!」

康堵くんだった。

「ふふっ。やっぱ可愛い!」

そう聞かれたけど、あたしは何も答えることができなかった。

緊張して、ずっと黙っているあたしん、

「かわいっ!!!もう麗奈、可愛すぎるっ...」

「え?」

「俺、好きっ」

「はぃ!?」

「俺じゃダメ?」

康堵くんは、哀しげにそう言った。

「嫌なわけないじゃんっ。」

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