恋時雨
あたしがうるさいって言ってるのにも、ママは動じないで叫び続けてる。
自分の息子なのに。いつでも会えんのに。
なんでそう騒ぐかなぁ。
ユズキに、ママの声が届いたらしく、ユズキはあたしに向かって口パクで“静かにさせて!”って言った。
んもう。わかってるって。
「ママ~!」
あたしは、ユズキに向かって叫んでるままの声よりもおっきい声でママを呼んだ。
「なぁに?もう。」
って言ってきてさ。
こっちも迷惑なんだってば。
「ママうるさい。ユズキがウザがってるよ、ほら。」
って言って、ママをユズキのほうに向かせた。
ユズキは、案の定、ママのことをスゴイ目で睨んでた。
自分の息子なのに。いつでも会えんのに。
なんでそう騒ぐかなぁ。
ユズキに、ママの声が届いたらしく、ユズキはあたしに向かって口パクで“静かにさせて!”って言った。
んもう。わかってるって。
「ママ~!」
あたしは、ユズキに向かって叫んでるままの声よりもおっきい声でママを呼んだ。
「なぁに?もう。」
って言ってきてさ。
こっちも迷惑なんだってば。
「ママうるさい。ユズキがウザがってるよ、ほら。」
って言って、ママをユズキのほうに向かせた。
ユズキは、案の定、ママのことをスゴイ目で睨んでた。