恋時雨
ユズキは、康堵くんと、友達だった。

友達っていうより、先輩後輩の仲♪

「あ、姉ちゃん!ほら、見ろよ!康堵先輩いるぞ!」

「あぁ、知ってる。声がおっきいよ~?ユズキくん?」

「わりぃわりぃ。」

まぁ、ユズキが康堵くんと仲いいってこともあって、いきなりこんなことを言い出した。

「それよりよ、姉ちゃん、ファンだろ?呼んできてやるよ!」

何それ!?いや、そんなことされても困るし...

「あ、ユズキ、いいよ!別に。マヂホント、いいんだってばー!」

ヤバッ

マジでユズキのやつ行っちゃった...

てか、こんだけおっきい声出してまでいいって断ってんのに。

ユズキってば。

何故にそうあたしのいうこと無視してあっち行く~!?

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