タイムリープ



「なっ…んだ。結城かぁ。」


ほっと一息付く。

「どうしたの?坂本さん。」

「なっんでもないから!心配すんな。な?」


なんとか、デートを続行するための嘘。
そうだよ。嘘に嘘を塗り固めていけばいいんだ。




「はあ?…まあいいか。あっ…これ。どうぞ、水です。」


胡散臭く、《天然素材の青空天然水かか書かれている水。



一口飲む。それだけでも、十分落ち着く。


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