夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)
青木先輩は、中山さんに手伝ってもらって色々調べてくれたらしいけど
その答えは、何も無かった。
「…しかし、響子の時といい俺の時といい次から次へと俺達の命も狙ってるな?」
そう言う青木先輩。
「…あぁ…」
「須賀先輩も気をつけて下さい!
次いつ須賀先輩も狙って来るか分からないので」
私は、心配そうに言う。
「…そうだな。俺も気をつけないとな」
「大丈夫。次こそは、俺が守ってやるから」
元気づけるように励ます青木先輩。
「あぁ…悪いな」
そう…今度は、いつ私達を狙われるか分からない。
明日かも知れないし、違う人かも知れない。
そんな恐怖を肌で感じた。