夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)

「……。」
懐中時計を取り出す。

「あの夢魔を退治出来るのは、俺と父さんだけなんだ。
父さんが、どんな気持ちか分からないけど…俺は、絶対に許せないから」
そう言うと部屋を飛び出した。

「…智也…」
複雑そうにその時計を見る。

俺は、飛び出して祐介の家に行った。

「智也!?
どうしたんだ…そんな辛そうな顔をして?」

「…悪い。しばらく休憩させて」

「あぁ…別に構わないけど?入れよ!」
そう言うと部屋に入れてくれた。

「…サンキュー」

「何かあったのか?
お前にしては、連絡もせずに来るなんて珍しいな」

「…悪い。実は…」
あった事を全部話した。

「えーマジかよ!?」

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