夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)
その頃
私は、自宅に居た。
「もしもし…?」
『おー響子!元気か?
実は…今、智也が家に来てるんだけど…』
「須賀先輩が!?」
『それでな…俺も今聞いたばかりなんだけど…』
そう言いながら須賀先輩宅であった事を話してくれた。
『本当に!?…そうですか…』
夢魔が…須賀先輩のお父さんを…
『複雑そうな心境か?ある意味ライバルみたいなもんだからな…お前は』
そう言う青木先輩。
「ち、違います!!…ただ、何か…」
確かに複雑な心境だった。
私には、夢魔の気持ちも分からなくは…ない。