夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)

「は、早く響子を連れて逃げろ!!
俺もすぐに行くから」
抑えつけながら言う青木先輩。

「あぁ…響子!!
早く逃げるぞ!」
そう言うと慌てて響子を連れて外に出る。

行ったのを確認すると青木も慌てて振り払うと外に出た。

ハァハァ…

とにかく必死になって遠くに走って逃げた。

「はぁ…ココまで来たら安全だろう」

「う…うん」
ぐったりする響子。
だが、

「…い、いや。まだみたいだぞ!?」
青木先輩が震えた声で言う。

「えっ?」
向くと夢魔の姿があった。

「逃がさない…逃がさない」
呟きながら誰かと一緒に追いかけてきた。

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