夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)
そして自分の状況を再確認させられる。
(終わってない…)
やっぱり夢魔の呪いは、まだ続いているんだ!?
何で…?
夢魔は、成仏させたはずなのに
ガタガタ震えている私を須賀先輩は、見つける。
「どうしたんだ…響子?」
須賀先輩が、こっちに近づいて来る。
「…須賀先輩…」
「あれ?お前…懐中時計なんて持ってるんだ?
いいねぇ~俺も今ハマッてるんだ」
「こ、この懐中時計が夢魔の原点なんです!!」
「えっ?
それ…本当なの?」
「はい。後ろに須賀と彫ってあるはずです。須賀先輩のお父さんが夢魔にあげた物らしいので」
慌てて説明をする。
「…確かめさせてもらう」
そう言って懐中時計を受け取った。