夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)
そうしたら青木先輩が
「なら、俺が送るよ!方向が同じだから途中まで送ってやる」
そう言ってくれた。
「お、お願いします」
今は、とにかく帰りたかった。
送ってくれるのが青木先輩ならありがたい。
望美と須賀先輩と別れ歩く。
「大丈夫か?」
「は、はい。
何とか…」
そう言いながらチラッと青木先輩を見る。
須賀先輩と望美の事…どう思ってるのかしら?
前から少し思っていた青木先輩って…もしかして望美の事が好きなんじゃないかって
「望美と須賀先輩…仲良さそうですね」
「あぁ、お前のお陰で助かったよ!
3人だけじゃ気まずくてよ…」
ハァッと溜め息を吐く。
その気持ちが良く分かる。
私も複雑な気持ちだ。まさか…こんな事になるなんて