夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)
「あ、はい。」
もう一度ちゃんと話さなくちゃあ!!
「田中先生の事…聞いたか?」
「はい。
アレは、間違いなく夢魔の仕業です!」
青木先輩の質問に対してハッキリと言った。
「恭子の言う通り…それと同じ事が起きた。
悪いが、放課後にもっと詳しく話してくれないか?」
「はい、分かり…」
言おうとした瞬間、永山先輩の事を思い出す。
「今日は、ダメ!!
先輩…永山先輩を助けてあげて」
必死に言う響子。
「何で永山なんだ?永山に何かあるのか?」
「次の被害者は、永山先輩です!!
放課後は、早く自宅に行って永山先輩を止めてあげて」
「止めるって…まだ、何が起きるか分からないのに。何故だ?」
疑問をぶつけてくる青木先輩。
「それは…」
「とにかく永山の事は、分かった。
帰りに永山の自宅に寄ってみるよ!」