夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)

「おじさん。
こんにちは~」
望美は、すぐに須賀先輩のお父さんに挨拶をする。

「望美ちゃん
いらっしゃい。よく来たね」
須賀先輩のお母さんと同じように出迎えていた。

その姿をまた、見ると羨ましく何だかモヤモヤする。

「あの…私は、岩田響子です。よろしくお願いします」
割って入るように自己紹介をした。

「君…響子ちゃんって言うんだ?あの人と同じ名前なんだね」

その言葉に何だかムッとする。
だからこそ、嫌な思いをしているのだ!

「あの…その事でお話があるんですが」

「あぁ、智也から聞いているよ!
君は、夢魔の能力をしているんだってね?」

!!

「…はい。
私に…夢魔の力で違う世界から来ました」

どこまで信じてくれるか分からないけど、正直に全部話した。

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