夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)

悲しき過去。


『キャハハッ…』
狂ったような笑い声が高くなっていく。

辺りを見てみるとリビングの窓際に1人の女の子が立っていた。

その子は、見覚えある…吉田恭子だ!!

黒くてボサッとした長い髪と不気味で色白の顔に目が白目がち。
ベットリと血がついた制服を着ていた。

その姿が異常で、とてつもなく恐怖感を味わう。

ゾッとする。

「お…お前は…」
必死で声を出すと

吉田恭子は、ニヤリッと笑うとスッと向こうの方に行ってしまう。

恐怖に怯えながらも後を追い掛ける須賀。

だが、もうそこには…誰も居なかった。

しばらく経つと救急車とパトカーが来た。

どうやら、隣りのおばさんが呼んだらしい。

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