会話のけいたい
それからのLINEは少しそっけなくなった。

ゲームのLINEとかしか来なくなり
私もゲームのLINEしか送らなくなった。

(あー やだな。
暇だな。LINEしようかな。けど話ずらいな)

そんなことを思っていた。


久しぶりに凜哉から普通のLINEがきた。

その日は台風で学校が休みになった日だった。

「よ」
「ども」
「今日遊べる?」
「ごめん 私雨の日遊べない」
「あーそうなの」

凜哉から電話がかかってきた。

「よ」
「何いきなり電話してきてんだよ!w 」
「エントランスでも遊べないの?」
「無理です。 凜哉遊べるんだ。 いーな」
「いーだろ」
「けど会うことは出来るよ」

(私は何か会いたくなって何も考えずに言ってみた。)

「じゃぁ今から会おう」
「うん 良いけどどこで?」
「お前の家のチャリ置き場」
「わかった」
「着いたら言う」
「うん」

(びっくりした。
学校がないから何をしようか)思ってるときにそんなことあるなんて思ってなかった。


「着いた」


私は待ち合わせ場所に行った。
凜哉はいた
私はびっくりして階段から降りてくるときに「ドンッ!」って大きな音をたててしまった。

凜哉は私に気ずいてこっちを見た。

私はちょっと逃げたけど凜哉のほうへ足を運んだ。

「よ」
「何?」

(私は凜哉に実際に会うとすごく嫌なオーラを出してしまう。)

「寒っ!」
「じゃぁパーカーの袖上げなければ良いやん」
「そうだね」
「バカかよw」
「てかさぁ 何で俺と付き合ったの?」
「えっ?」
「だって付き合うの二回目じゃん」
「何かー何かだったんだよ!
 うん!きっとそうだよ!」

(好きだけど言うのが恥ずかしくてそんな変な答えを出した。)

「意味わかんないから」
「てか私はコンビニいくから!」

(私はそうやって逃げようとした。)

「じゃぁ俺も行く」


コンビニでも何か変な会話は続いた。
コンビニの出口ドア私は凜哉の同級生に会ってしまった。

私はそのまま「バイバイ」も言わないで一人で帰ってしまった。

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