雪系男子のゆうちゃん



…えええええ!

そういうことかよ!!
ものすごい勢いで合点がいった。


「ごめん、やります、やっぱやります!」


私が手を挙げると、「でも試合…」と委員長がくじの箱を持ち上げた手を止める。




そんなの決まってる。

隣のゆうちゃんを一瞥して、「ん?」と傾げたその顔に少なからず舞い上がりながら、



「大丈夫、勝つから!」



と机を叩いて、クラスに宣言した。








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