雪系男子のゆうちゃん
変()な優
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ラスボスは、あれから一週間毎日のように本村氏と昼休みを過ごし、
睡眠時間をゲームに費やすことで、
やっとクリアした。
おかげで絶賛寝不足だ。
必死で眠気と戦いながら、先生の読み上げる国語の教科書を目で追う。
だめだ…眠い…
頑張れ、俺…
今にも意識が飛びそうな頭で、ぼーっとしながら頭がカクンッと傾く。
ガタッ
びっくりしてほんの少し、意識が戻る。
また心地よいうたた寝に戻りそうになった時、
ふとあやちゃんと目があった。
くりっとした茶色の目が
じーっとこちらを見てるので、徐々に眠気が覚めてくる。
ナイス、あやちゃん。
…なんか、今日のあやちゃん違うな…
分かった、前髪切ったんだ。
いつもより幼く見えるあやちゃんが、じーっと見つめて目をそらさない。
でも、明らかにあやちゃんの頬が赤くなっていっているのがわかる。
俺は思わずふっと笑った。