雪系男子のゆうちゃん
保健室




ガラガラ…ッ


静まり返った保健室。


保健室特有のツーンとした消毒の匂い。


オレンジ色がいっぱいに入り込んでくる窓の外から、部活をしている生徒の声が遠く聞こえる。




あのカーテンの向こう側にいるんだろうか。


手前の机に自分のとあやちゃんの荷物を置いて、

近づいて、カーテンをめくり少しのぞいてみる。



「…っ」



そこには、ベッドに横たわって、すやすやと寝ているあやちゃん。


苦しそうではない。よかった。



シャツのボタンを取って緩めているから、胸元が大きくはだけている。



俺は反射的に目をそらし、ほかに誰もいないことを思い出して、
もう一度目を向けた。




「………」



ダメだ、よくない。


俺の理性によくない。



…白の可愛いブラジャーまで見えている。

綺麗な鎖骨、首元がえろい。


…触りた。



「…………」


変態モードが発動する前に、俺はすっとあやちゃんの首元まで布団をかけ直す。



すると…


「あ、ごめ…起こした」





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