雪系男子のゆうちゃん
そして、昨日最後にゆうちゃんには伝えそびれた。
好き、
って言おうとしたんだけど。
美優が来てくれてよかったかもしれない。
と、ゆうちゃんの横顔を見ながら思う。
だって、もし伝えたとして、
フラれたとして、
どういう関係になっちゃうのか、ものすごく不安だ。
想像ができない。
気まずくなるなら今のままの方が断然いい。
…って、男気だけが取り柄の私が、何駆け引きしてるんだって話だけどさ。
気持ち悪いよね、うん、自分でも分かってるんだけどなー。
ぼーっとゆうちゃんを見てると、「…!」
こっち向いた!
かっこ…よ…すぎる…!!
メガネはやばい!!
萌えさせてください!!
私は両手を、熱くなったほっぺにあてながら、「ん?」と首を傾げてゆうちゃんをみた。