雪系男子のゆうちゃん



ゆうちゃんは、昼休みはいつも、おそらく美優と2人でどっか行ってたのだけど…


なんで急にここで食べる気になったんだろう…


でも、4人でご飯って……悪くないな。



「今日から私は、ここで食べさせていただきます!

それから、優Tubeのことをたくさん教えていただきます!」


いただきます!と美優はお弁当の前で手を合わせる。



「…本当にやめてその呼び方」


ゆうちゃんは、自分のお箸をとめて、美優を睨む。


「え〜、じゃあ、優でいい?」


「は、ちょっと、それは無理!」


私はガタッと席を立った。


「え〜なんでよ〜、じゃあ、優くんは?」


「それも無理!」


「なんで絢香ちゃんに許可取らないといけないのっ。

ね、優くんでもいい?」


美優がゆうちゃんの顔を除く。

…いやだ〜

すんごくいやだ〜〜



と、思いながらもこれ以上ムキになってもな…と大人しく座る。


ゆうちゃんが決めることだし。




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