雪系男子のゆうちゃん


その一連の動作を終えてから、俺ははぁとため息をついた。

廊下にいる何人かの生徒が俺を見る。

俺は構わず、もう一回ため息をつく。



今日、俺がなぜこんなにも憂鬱なのかと言うと、

それは、あやちゃんが俺のことを大好きだからである。


自分でいうなんてバカみたいだが、もう一度いう。


あやちゃんは俺のことが大好きなのだ。


それも友達としてではない、


男、綾瀬優のことが、である。




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