雪系男子のゆうちゃん
「え…えぇ!?いいの!?いいのぉ!?」
椅子から落ちる勢いであやちゃんが驚愕する。
えぇ、俺そんなに変なこと言った?
ていうかあんなに詰め寄られて、俺はどうせ肯定しかできないことくらい分かっ…__
「いやもちろん拒否する勇気ないの分かってたんだけどさ…!」
ズバッと言い切った彼女を前に、俺は情けなくなった。
言いようもない虚しさ。
「でもやっぱり肯定してもらうと嬉しいね!」
にこっと白い歯を見せて、無邪気に笑うあやちゃんを一瞥して
「あー…。そう。」
と俺は口だけの相槌をする。
なんでこんなにいつもハッピーな感じなんだろこの人。
俺にはわからないけど。
でもなんかいいよね、いつも楽しそうって。