雪系男子のゆうちゃん
笑い転げる浜田を前に、無言で今日の授業の課題に取り掛かる俺。
するとそんな様子を見ていた隣のあやちゃんが
「浜田、笑いすぎね。そういうあんたはどうなのよ。」
と、一言いって浜田を睨みつける。
「え、え…俺?俺は〜…うん、まぁ、それよりさ!!」
「こいつ絶対赤点じゃん!!」
「うっせぇ!国語以外赤点とか誰も言ってねえだろ!!」
「うわ、クソアホじゃん!
ゆうちゃんのことバカにしてる暇あったらもっと将来のこと案じて病めよばーーーーか」
あやちゃんが口の悪さを発揮して浜田につっかかる。
「っるせぇ!お前だって綾瀬につきっきりで教えたくせに綾瀬赤点とってんじゃん!
実力不足ーーー!」
「ゆうちゃんが赤点だったの、化学だけだし。
脳みそ丸ごと腐った根っからのクズとは違うんだよ!」
2人が俺の前で熱のある言い争いを繰り広げる。