雪系男子のゆうちゃん




キーンコーンカーンコーン


待ちわびた授業終了のベルがなり、俺は瞬時に荷物を片付ける。


高校に入って約4ヶ月で学んだこと。


それはベルが鳴るより即教室を離れるべし。

しからずんば、女の群れに飲み込まれん。



だが、なんということか。

最後に教科書類をわざわざ同じ方向に並べて鞄に入れなおしたのが運の尽き。



「綾瀬くーん!」


あーあ、捕まってしまった。

今日こそダッシュで帰ってゲームしようと思ったのに…KYめ…







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