雪系男子のゆうちゃん
「オゥ…マイがっ」
ゆうちゃんを取り囲む女子勢が、さっきまで来ていたティシャツを次々に脱ぎ始めた。
なになに、ゆうちゃんに品定めしてもらおうって?
誰が一番か勝負ってわけ?
「浜田、行くよ」
「やっほーい、俺もちょうど行きたいと思ってたぜ!!きゃわいい女の子たち脱ぎ始めたもんな」
「やっぱあんた、ここにいていーわ。」
「まあまあそう言わずぅ~」
私たちは海から出て、ゆうちゃんの元に向かう。
「はーい、次私〜♡」
近づくにつれて聞こえてくる甲高い女子たちの声。
「じゃんっ、どう?」
あー、あれはEカップ。
まずまずだわ。
一方のゆうちゃんは、反応にも目のやり場にも困ってると思いきや…
「E?」
「すっごーい、あたり!!」
「…イイね」
「あははははっ優くんおもしろーーい!」
ゆうちゃんのハスキーボイスにみんなが大爆笑する。
…ジョークで笑わせてるし。しかも下ネタ。
めっちゃ馴染んでるやん何あれ。
「これでみんなだよね!さぁ、誰がいい?」
真ん中の方にいる明るい女の子がそう言って仕切る。
「待ってー、遅れてごめん!次私。」