雪系男子のゆうちゃん
結城ってさ...
_____
「…で?」
「いや、その…よく聞いてね?」
「おう、大丈夫だ」
「水みたいに柔らかかった」
「…すっげぇ分かりやすい。あと死ぬほど羨ましい。」
…って、
「あんたたち、それ本人の前で話すこと?」
めっちゃ恥ずかしいんだけど。
昼間にゆうちゃんに抱きついた私が悪いのは分かってるけど…
夜、ゆうちゃんのおばあちゃんちで、
広めの畳の部屋に布団とシーツをひいて、
男子2人の寝部屋で私も交えて3人でダラダラしてる。
「水着で抱きつくのは反則でしょ。」
ゆうちゃんは、正論を言って「しかもF」と私を指さした。
「ゆ、ゆうちゃんって案外変態だよね。男子高生ってそんなもんなの?」
「待って、今までの痴女の話の流れちゃんと聞いてた?」
お前に言われたくねえよっていうゆうちゃんの目線が私を刺す。
くっそ何にもいえねぇ…