Bad Voice
――――ピロリン
匠海に、そう言われ少し待っていると
すぐに、匠海から画像付きのメールご送られてきた
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│ DEAR: 中島 龍二 │
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│お前は罪を犯した │
│ その代償として死を持って償う │
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│だが、その代償では不足のため │
│ お前の意志を継ぐもう一人の罪人を │
│永遠の眠りに陥ってもらうことにする│
│ │
│ FROM:寺坂 春馬 │
│ NEXT: 菊本 柊生 │
│ 菊本 柊生の意志を継ぐもの~ │
│ │
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「太陽みたか?」
「あぁ、こっちのと随分ちゃうな」
「は?そっちにも来てるんか?」
匠海が不思議そうに尋ねた
「せやねんけど、多分そっちの紙にかいてある 意志を継ぐものってのは、東京におる俺らのことらしいねん」
太陽が、大ざっぱに伝えた
「って事は……」
「せや、龍二の意志を継ぐものはこっちでは意識不明で眠っとる」
「うわあああああああああっ」
すると、いきなり向こうの受話器から
叫び声が聞こえてきた
「柊生!うるさい、黙れ!昌暉!しっかり縛っとけ!」
「柊生?柊生もおるんか?」
「あぁ、おるけど今はちょっと人と話せる状態ちゃうな」
「なんでや?」
「そら、当たり前やろ目の前で友達が殴られて次は自分やゆわれたんやで」
匠海の言ってることは間違ってない
眠りにつくと言われているこっちでも
こんなに、混乱して同様している
なのに、目の前で友人が殴られてしまい
次はお前だなどと言われると
狂ってしまうのも仕方ない