Bad Voice

｢俺は寺坂に隠れて嫌がらせしてたからな
寺坂には、バレてなかった･･･けど
幽霊には、何でもお見通しなんだな｣


｢自分のお兄ちゃんが、ダンスうまくて
自分も上手くなりたいって言ってただけなのにな｣

笑いながらそう言う海翔

でも、一瞬で顔つきが真剣そのものにかわる


｢次はお前だよ･･･佑亮｣

海翔は、悲しげな表情をうかべた

佑亮はうろたえていた
ついに、自分の番になってしまった
そんな顔をしていた

そんな中太陽が口を開く

｢こんな時にゆーんも、アレやけど･･･
大阪へは、今日出ることになったんや
皆準備できるか？｣

太陽は、佑亮と海翔を交互にみながら
そう言った

｢俺は、ちょい無理かな
待ってるから絶対解決して来いよな｣

海翔が、体の前で大きくピースをした
佑亮はしばらく理解できてない様だったが
すぐに我に帰り

各自家に帰って身支度をすることになった