月の華





人は闇を見ると色んな反応を起こす。






生半端な奴らもそこそこの考えはある。








闇に堕ちるとき何を考えるだろう。







私は何も感じない。







殺したコトに今更罪悪感なんて感じない。










まぁ、本当に悪い人かな?って考えたコトは多々あるけど…







些細な出来心で出来るコトじゃないから…いや、些細なコトで行ってたら罪悪感も後悔もするな。







「ジェミニちゃん!」






クラスメイトが呼ぶ教室。





「呼ばれてるから行ってくるわね。」





「あぁ…」









光斗は私が教室に入って行くのを見送った後何処かへ向かったみたいだった。









「どうしたの?」





「これこれ!」






1人の女の子が見せたケータイには葉月






「○○高校の葉月先輩!綺麗だし頭イイし。」




「葉月先輩綺麗よね。どうしたらあんな容姿になれるのかしら。」







「ジェミニちゃんこそ〜!」





「でも、葉月先輩何で赤髪なんだろうね。」











それは…貴方たちには言えないのよなんて言えないから。






「何でかしらね…異国人みたいよね。」






うんうんと頷く子達は本当に考えて頷いてるのかしら。








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