月の華





「嵐…風香って子と知り合いかい?」




「はい。」





頷くと無言で貰った黒い封筒。







中を開けると




嵐&葉月へ

元気にしてる?
あの日から年月が流れて皆裏世界に引き取られたって聞いた時は是非情報屋から嵐と葉月と春夜の誰かにお願いしようと思ったの。





それと…嵐と葉月の両親なんだけど水商売をしていることは知ってると思うの。

ただ法律にも触れてるわ。それに、………なのよ。貴方たちから見たら悪い人かしら?


それは貴方たちが決めるコトだからこれ以上は口は出さないわ。けど、それ次第では情報屋~闇風アンフウ~からの殺害を頼みます。




では、これからの成功を祈ります。





風香より








「嵐これ…」





「ふぅも回りくどいな。この事実は受けとるが法律にも触れてるって書いてあるのに依頼受けないわけないだろう。」





「そうね。龍さんこの依頼受けます。」





「お前らは後悔しないのか?」



「「はい。」」





俺らはふぅに受け取った手紙を内ポケットに入れ、もう1枚に添えられていたふぅからの書類に目を通した。


















< 119 / 211 >

この作品をシェア

pagetop