月の華




「なんだ?」






「それが…施設の友達がその4人を狙ってる組織があってえっと…め…メニ…」








龍さんはハッとした表情になると、








「メルムか?」








「あ!そうです。」






「そうかそうか…じゃあ今度1人は確実に会えるよ。もう1人はどうかな。」







「有難く貰っておくよ。」







龍さんはそう言うとレックス様がいる部屋の方へ歩いて行った。







その時




「メルム動き出したか。」






と龍さんが言っていたのは俺たちは知らなかった。












俺たちは部屋へ戻ると2,3個のそれぞれの紙袋。






それを直せるだけ直した。







「ねぇ…悪い人殺したよね。」





「あぁ、殺したな。これで復讐劇は終わったさ。だから、これからはもっと悪い人たちを殺して行くんだ。」








「そうね…」









葉月はベットに倒れこむとアルバムを開いて静かに涙を流していた___________












「ありがとう…ママ、パパ

それと…愛してる。」










葉月からその言葉が聞こえた頃には俺も涙を流していた。















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