月の華






金髪が裏路地に靡く。





黒の肌に紫のアイシャドウを塗ったアイ仮面をつけた。





「うわぁぁあああああああああああ。」






そのこが振りかざす度に悲鳴が辺りに木霊する。








「任務完了。」






数分の間だけで大男多数は血塗れで倒れていた。






そのこは何かを伝えると暗闇に紛れた。











ある訓練所。







木陰から何かを見ている少女。








「ジェミニこっちへいらっしゃい。」





日向から白髪が目立つお婆ちゃんが呼んでいた。






「ディーバここにいらして大丈夫なの?」







「可愛い孫娘に会うためよ。」





日向に出てきた私の頭を撫でるディーバ、





そして、手を引っ張り塔へ連れてきた。






「レックス連れて来たわよ。」




「ジェミニそこに座りなさい。」





「はい。」




私はレックスの前に膝まづくとレックスとディーバ目の前のソファーに座り微笑んだ。





「コードネームを託すことにしたのじゃ。そして、今1番の期待の新人じゃ。」






「ありがとうございます。」








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