月の華




「ジェミニお主の名は…」





夜の暗闇に輝く金色の髪。



そして美しさは棘がある花のよう。






「ルナフロース________」




ルナフロース…月の花






「美しい名をありがとうございます。


ルナフロースは…レックスを超えてみせます。」






「そうかい。コロナに名が刻まれると良いな。ゆっくりしておきなさい。」




「了解しました。」





「下がれ。」




「はい。」





私はまたディーバと会話しながら訓練所に向かった。







「また神々しい歌をお聞かせください。」





「えぇ。是非。またおいでなさいね。楽しみにしておくわよ。」





私は送られるとディーバの後ろ姿が見えなくなるまで見送った。










これが…ルナフロースの誕生。そして、幹部が成立する瞬間。











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