月の華
人気の無い非常階段を利用して降りていき人目がない広場を通ろうとすると
バキッ
殴る音。
人目がないと言えどココは病院の裏。
音がした方に近寄ると
「へぇ。そういうことね。」
けど貴方は医者でしょう。
そこに居たのは上島親子。
「止めたら?退職しないといけなくなるわよ。」
2人はこっちを見て固まると急に笑い出した。
「確かにそうだな。」
「見てたのがジェミニで良かったな。」
「じゃあ他の人にバラしてあげましょうか。」
顔面蒼白。上島医師が飛びかかってきた。
「それだけは冗談でも言うの止めてくれ。それとジェミニちゃんありがとう。」
「パテルの面倒見て貰ってるからそのお礼です。気にしないで下さい。」