月の華



「あー!何してんだよ」
「負けた!」「超面白い」「それ!」
「買い物いこ〜」「お菓子奢ってよ」








笑い合う声。ふざける男子たち。









「ジェミニ。今日は遊び行く?」






「んー…ゴメンね。今日は用事入ってるわ。」






「そっかぁ…残念。」





はぁ…っとため息をつく愛羅は○○○誘お!っとか言いながら机に肘を着いていた。






「舞宮〜これよろしくな。」





担任が急に話し掛けてきたと思ったら資料の山を指差した。






「はい。」






何で私なのよ。学級委員じゃないのに面倒い。






「愛羅。ちょっと仕事してくるね。」





「はーいFight〜!」





呑気に返した愛羅は今私のコトを絶対に考えてないだろうなと一目で分かった。





アモーが大きくなった。







ったく、こんなに何の授業で使うのよ。






一括で持って行きたかったけど流石に無理があって半分を今運んでる。






しかもこの科目の資料室超遠いんだからね。






半分キャラ崩壊しながらも半分を何とか運びこんだ。





「もー半分か…」




私は手をはたいてもう半分を運んだ。








……面倒い。






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