月の華
書類を1枚1枚捲る。
簡単なやつから済ませるか。
それと近いやつから。
この400近くある依頼からの200はこの地方だからいけるな。
4日で終わらせば残りの200も出来る。
私は早速クローゼットに入るとスーツに身を包んだ。
「後始末は頼んだよ。」
「了解しました。」
モルスは頭を下げると冷酷な笑みを浮かべた。
本当飽きないんだから。
私は早速始めて行く。
ザシュッ____
キャ---____
ゴフッ____
日が傾くにつれ増えていく死体。
そこに聞こえた悲鳴は最初から何も無かったように静寂だった。