月の華
変わったのは…
その後1週間以内に400近くもの依頼を終わらせた私は3日間の出張の疲れを癒していた。
最近何かと煩いからクローゼットじゃなくてルームで。
「インペラートルは出だしは順調ね。」
パソコンを弄りながら話しかけてきたムーサ。
「えぇ。順調よ。」
モルスとジョクラトルはペアで依頼に向かわせた。
余りにも退屈そうだったからハンデ付けて。
「インペラートル。ルナって呼んじゃダメ?」
「そう呼べって言った覚えないわよ。」
「そう。」
ムーサは手を止めると顔をしかめた。
「銀狼が本格的ね。」
本格的に始動開始か。
「遅かったわね。」
カタカタ響く部屋に少し緊張が走った。
「私もネタバラシしてあげましょうかね。」
にっこり微笑んだ私は大分…いや超が付くほど悪女だと思う。