月の華





私はその手首を掴むと





「闇の塊触るんじゃないわよ。」






冷淡と放った。







尻餅をついた銀河は意図が読めない私たちに混乱している様子。







「光斗真実を教えてあげてよ。この生半端な奴らはただ利用されて居ただけってこともね。」







嗤う私は相当な悪党人だろう。








その愉しそうな雰囲気になったら光斗も嗤った。












「なぁ…真実教えてやるよ。よーく聞いてねーと2度と言わねぇからな。」









光斗は銀狼たちに話しかけると、抗争の夜のこと。メルムの簡単な話。涼大の銀狼たちへの想い。









「仲間意識はあったとしても最終的にありついたのは利用。」











「何だよそれ。俺らのこの行動も全部!分かっててやってたよかよ。」









今までの行動全て銀狼に態する良心はない。









キッパリと言える。









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