月の華


振り向きもせずに歩き続ける銀河。




「あ?じゃなくて!手!」



「……」



無視かよ!




そのまま引っ張られながらもブンブン手を振り回す私。




「諦めとけ銀河はそういう奴だ。」



「勇雅は1番に話した言葉がこれじゃ虚しいよ」




「腕もげるぞ」




話し聞いてない。





どいつもこいつもバカにしてるのか!





「ジェミニ。顔に出てるよ。」


涼大が涼しい顔をしながら言ってきた。




「教育しなさいよー!」










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