月の華



コップの破片はマーテルが手慣れな様子で集めていて、



「メトゥスの皆さん待たせたらダメよ。」




「分かったわ。」



私は自室に戻るとスーツに着替え、ラベンダー色のパーカーを羽織った。






そして、部屋を出るとパテルが白いYシャツにスーツを着崩していた。






「ジェミニ行こーか。」


「うん。」


「気を付けてね。」



「「はい。」」




2人声を揃えて家を出発したのだった。









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