月の華
パテル…いや、インペラートルと一緒に塔に着くとBARは当たり前だけど開店前で店の奥に行き螺旋階段を登った。
「ルナ…もしかしたら俺は居なくなるかもしれない。」
居なくなるかもしれない?
居なくなる?
「詳しいコトは全員の前で」
私を見たインペラートルは家にいた頃の面影など全くない。
赤い扉を開けると座っていただろう3人が立っていた。
『インペラートルおかえりなさい。お勤めご苦労様です。』
「あぁ、 留守ご苦労。」
インペラートルは奥の席に座ると、私はその横に座った。