月の華
〈も…もしもし?!ジェミニ!〉
「何かしら?騒々しい」
〈腐ったパンダ共が離してくれねぇんだよ。〉
「そりゃお疲れ様ね。」
〈助けてくれよ。〉
「私が行ったところで勘違いされるだけだと思うわよ。」
〈そこを何とか!〉
本当珍しい…女子には自分から行くし、社交挨拶はジョクラトルの得意中の得意なのに…
それだけこのクラスの女子は推しが強いってコトね。
面白いじゃない。
「行ってあげてもイイけど今日の復習問題教えてあげないからね。」
〈何だよそれ!酷いじゃねーかよ!もうイイや!来い!〉
「分かったわ。」
私はもう一度制服を着直すとムーサとモルスに行ってジョクラトルが指定した場所に向かった。