月の華
「人にお願いされて人殺しちゃうお仕事。」
「え?殺しちゃう?人?」
「そぅ、グサって」
「それがお爺ちゃんとパテルの仕事なのよジェミニ。」
「マーテル本当なの?」
「本当よ。だから貴方はその殺し屋をしてもらうコトになるの。」
「私が人を殺すの?」
そんなのヤダ皆仲良くするもん!
ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ
「パテルもお爺ちゃんもなりたかったわけじゃないの。」
「え?そーなの?」
「そーだよ。パテルは悪い人を殺すんだ。もー悪さはしないようにって、ジェミニはお友達傷つける子そのままにしとくの?」
「ヤダ。」
「じゃー護る為の訓練しようか。」
「…大変?」
「最初は簡単さ」
「分かった。私もやってみる!」
この時のヤダって言う思いは暫く消えなかった。
パテルと皆にばれないように念入りに個人情報を固めたり、訓練を徐々に難しくして行った。