月の華
この医師誰かに似てる。
上島…?
1時期誰かをそう呼んでた。
「銀河のお父さんですか?」
すると、医師は目を見開いた。
「そうだよ。あれ?知り合いだったのかな?」
「はい。同じクラスです。このコトは内緒にして下さいね。」
「勿論ですよ。それに最近は顔合わせても口利かずですよ?もう、参っちゃいましてね。」
頭をポリポリと掻く上島さん。
「じゃあ、銀河に説教しときますよ。」
「え?」
「元々銀河は頭悪くないし人想いで医師に向いてないコトはないですし。まず、私もですけど目標突破しないと生半端なコト出来ないよって。」
「そうですか。ではそのコトは任せます。あ、僕は呼ばれてるんで行きますね。お2人の早い回復を願います。」
そう言って上島さんは走って行った。
悲しいのかなやっぱり。
何て柄でもないコトを考えているのであった。