神様のイタズラ

あの日以来学校では何故か孤独感を感じた。


皆が話している内容がくだらないとさえ思った。

やっぱり理解しあえないんだこの子達とは。

それを実感しながら生活していく窮屈な毎日。



その頃、突然にも疎遠になっていた友達、佳枝ちゃんから連絡が来た。

━━━久しぶり!元気にしてる?良かったら今度お茶でもしよう!

佳枝ちゃん……

歳があたしより1つ上でとても可愛い子。

去年一緒に遊園地に行く約束をドタキャンされてしまい

それ以来なんとなく疎遠になってしまった。

複雑なようで嬉しくてあたしはすぐに返信を返した。

━━━!元気だよ!久しぶりに会いたいね!


今も当時も決して佳枝ちゃんを嫌いになった訳じゃなかった。

ただ楽しみだった遊園地をドタキャンされてしまった事が

当時はとても悲しかったのだ。


そしてあたし達は何故かずっとメールのやり取りをしていた。

最近の話しや昔話。

会いたいなって心から思える

そして会う約束の日を決めて携帯をポケットにしまった。
< 14 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop