不器用な彼と
亜紀Side
「ねぇ、亜紀」
「なに」
「委員長が保健室で寝るのって…マズイのかな…」
そう。
勇気は一応しおりでは男子の部屋に振り分けられている。
しかしこいつはみんなと寝て委員長としてクラスに馴染もう!
なんて気はさらさら無く、
玉森先生の寝泊まりする保健室で過ごすつもりだ。
「だってさぁ…やっぱ男子怖いし」
お前は女子か。
「3泊あるんだし…1泊くらいはがんばってみれば?うちのクラスの男子の比較的良心的な方に振り分けてあるはず」
あれから勇気のためだけに副委員長の権限を使って部屋を自由に決めていいことにしたのだ。
まぁ、良い子って固まるのよね…。
おとなしくて優しい子たちの方に勇気入れてあげるなんて、なんてよくできた副委員長なんだ。彼女でもないのに。
ん…?彼女?
「なに急に黙ったと思ったら耳赤くしてんだよ。…それより~」
いやいや!ないない!委員長と副委員長だからバスの隣なんだし!うん。
「ねぇ、亜紀」
「なに」
「委員長が保健室で寝るのって…マズイのかな…」
そう。
勇気は一応しおりでは男子の部屋に振り分けられている。
しかしこいつはみんなと寝て委員長としてクラスに馴染もう!
なんて気はさらさら無く、
玉森先生の寝泊まりする保健室で過ごすつもりだ。
「だってさぁ…やっぱ男子怖いし」
お前は女子か。
「3泊あるんだし…1泊くらいはがんばってみれば?うちのクラスの男子の比較的良心的な方に振り分けてあるはず」
あれから勇気のためだけに副委員長の権限を使って部屋を自由に決めていいことにしたのだ。
まぁ、良い子って固まるのよね…。
おとなしくて優しい子たちの方に勇気入れてあげるなんて、なんてよくできた副委員長なんだ。彼女でもないのに。
ん…?彼女?
「なに急に黙ったと思ったら耳赤くしてんだよ。…それより~」
いやいや!ないない!委員長と副委員長だからバスの隣なんだし!うん。